Amy's Diary~Travel, Art, Food and Disney Lover

30代OLエイミーのブログです。旅行、美術館、食べ歩き、ディズニーが大好き!最近は投資にも興味あり。

新しく生まれ変わった美術館、アーティゾン美術館が素晴らしい!

みなさんこんにちは!エイミーです。

先日、テレビで「アーティゾン美術館」の特集番組が放送されていて、

やっぱりいい美術館だな〜と思い2月に訪問した際の展覧会ですが記事に残すことにしました!

 

アーティゾン美術館とは?

2015年まではブリヂストン美術館として多くの美術品を公開していましたが、リニューアルして2020年にアーティゾン美術館として新オープンしました。

www.artizon.museum

前身であるブリヂストン美術館は、株式会社ブリヂストンの創設者、石橋正二郎氏が1952年に開館し自身のコレクションを公開したことから始まりました。

現在は2800点もの美術品が収集されており、現在も意欲的に作品収集を進めており進化が止まらない美術館です。

新型コロナの影響にかかわらず、開館当初から日時指定予約制をとっており、じっくりと美術作品に向き合うことができます。

 

ブリヂストン美術館時代はワンフロアだった美術館ですが、現在は何と6階建てに!

展示室は4階から6階までのフロアを贅沢に使っており、多くの作品をじっくりと鑑賞することができます。

 

開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地

私が訪れた2月には「開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地」が開催されていました!

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名前の通りアーティゾン美術館に所蔵されているコレクションから選りすぐりの206点を展示。その中の30点は新たに美術館が購入した作品でした。

驚くのが何と作品の撮影OKとのこと!気に入った作品たちの写真を残せるなんて、海外の美術館に来た気分ですね。

 

西洋美術から日本画、そして古代美術まで幅広いコレクションを所有しているアーティゾン美術館。

まずはヨーロッパも驚きな西洋美術のコレクションからお気に入りのものをご紹介します。

 

ルノワール すわるジョルジェット・シャルパンティエ
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可愛らしい顔立ちのジョルジェット嬢の顔立ち。

ブルーのドレスをまとっているにもかかわらずどこかカジュアルなポージングからはルノワールとは親しい間柄だったのかな?と想像してしまいます。

 

アンリルソー 牧場
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大好きなルソーの作品も展示されていました!

牛でかすぎじゃない?という縮尺もルソー先生ならでは。構図やら何やらすべてがおかしいのに色彩はピカイチ。そんなギャップに今回もやられました。

 

マネ 自画像
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 印象派の父と言われるマネの自画像。全身を描いた自画像って珍しいような気がします。ちょっと気難しそうな表情が心に残ります。

 

モネ 黄昏、ヴェネチア
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モネの作品ももちろんあります。見てください、この色彩!!!

青、黄色、赤、橙色のグラデーション。様々な色が使われているのに溶け合っていてさすが色彩の魔術師とも言える作品です。

 

ピカソ 腕を組んですわるサルタンバンク
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ブリヂストン美術館時代からメインの作品の1つとして紹介されることが多いこちらの作品。ピカソなの?という第一印象から始まり、描かれたサルタンバンクの表情に少しずつ引き込まれていく不思議な作品です。

 

他にもドガ、ゴーガン、セザンヌ、カサット、モリゾ、マティスなど名だたる画家たちの作品がずらりと展示されていました。 

 

日本近代洋画も充実していて、特に青木繁の作品は重要文化財級の作品を所有しています。やはり何度見てもインパクトが強く印象に残っているのがこの「海の幸」。
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はじめに見たときはちょっと怖いな、という印象も持ったこの作品。

その大きさにも圧倒されますが、こちらに視線を向けた蒼白の顔も忘れられません。

 

青木繁とは少し時代がずれますがこのかたの作品もお気に入り!

佐伯祐三の「テラスの広告」。
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佐伯祐三のパリにあったアトリエから近いカフェを描いた作品。

すごくオシャレですよね。(語彙力がない自分にがっかり。。)

30歳という若さで亡くなった佐伯祐三、彼が描いたパリの街をもっと見たかったなあ。

 

最後に大好きな彫刻作品を2つ。

一目見ただけでわかるジャコメッティの彫刻。
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私、ジャコメッティがとても好きで。数年前に開催された回顧展も、フランスパリにできたばかりのジャコメッティ美術館にも足を運びました。

今回の展覧会では日本人の友人、矢内原伊作を描いた作品も新収蔵品として展示されていました。

矢内原氏とは親交が深く、矢内原氏の「ジャコメッティ手帖」という本も面白い。

パリのジャコメッティ美術館に、矢内原氏つながりで日本の本もたくさん置いてあり思わぬところで日本とのつながりを感じたのを思い出しました。

 

2つ目の彫刻はこちら!ブランクーシのその名も「接吻」です。
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最初はロダンのような具象化された彫刻を主に制作していたそうですが、どんどんシンプルで素朴な作品になっていったとか。

ジャコメッティといい、シンプルな中にもちょっと癖のある彫刻が好みなのかもしれません。

いや、これずるいでしょ。。と思わせるフォルム。

 

こちらの「接吻」、美術館もイチオシのようでミュージアムショップに作品をモチーフとしたグッズがたくさん!特にこのアクセサリーたちがツボでした。

シンプルなニットに似合いそう〜!!!
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お値段がお高めだったので即買いはできませんでしたが、近い将来本気で欲しいかも。。

 

魅力的な作品を多く所蔵しているアーティゾン美術館、建物の造りにもこだわっているので作品を見ながら美術館自体を楽しむのもいいと思います。

見てくださいこの吹き抜け!大きな作品でも展示できるような工夫をしているそうです。

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今後も様々な企画展示を予定しているアーティゾン美術館、

ミュージアムカフェもかなり良さそうだったので今度はカフェも利用してみたいです!