【読書感想文】憧れのクラシックホテルに思いをはせる
みなさんこんにちは!エイミーです。
先日図書館で題名に惹かれ、こちらの本を借り読了しました。
その名も「百年の品格 クラシックホテルの歩き方」。
著者の山口由美さんは曽祖父に箱根の富士屋ホテルの創業者である山口仙之助氏に持つまさに日本のクラシックホテルに生まれ育った方。
その山口さんがチョイスした日本に現存するクラシックホテル、箱根の富士屋ホテル、日光の金谷ホテル、軽井沢の万平ホテル、奈良の奈良ホテルの4つのホテルに注目した1冊です。
どのホテルにも宿泊したことはありませんが、唯一中に入ったことがあるのは箱根の富士屋ホテル。山口さんが幼い頃から生まれ育ったという由緒正しいホテルですね。こちらのレストランで有名なカレーとアップルパイを食べに足を運びました。
最近は新しいホテルもたくさんオープンしていて、どうしても最新のホテルに目が向いてしまうのですが、その内装の素晴らしさに驚くばかり。友人たちとカジュアルな装いで立ち寄ってしまいましたがきちんとドレスアップして今度は行きたいなあ。
山口さんのお母様はやはり昔ながらのお方で、ホテルに訪れる時は特別な装いで。昼間と夜に同じ装いをすることはタブーで、夜は華やかな洋服でドレスアップすることがマナーとしていたとか。同じようなワンピースでも大ぶりのアクセサリーをつけたり、メイクアップを華やかにしたり。確かに装いから特別感を演出することでよりホテルでの時間にスペシャルさが増すような気がします。
そしてやっぱり日本のクラシックホテルといえばカレー!この本に紹介される美味しそうなカレーたちはどれもまだ健在。富士屋ホテルで頂いたカレーも素晴らしく美味しかった。。レーズンや福神漬けなどの副菜もずらりと並べられて贅沢感がありました。
他にもこだわりの朝食や湖の近隣に多いクラシックホテルらしいメニューである虹鱒なども本の中で紹介されてどれも上品で美味しそう。ちょっとドレスアップして、ぜひ特別な食事時間を体験したいなあ。
本の中で紹介されていた客室もやっぱり素敵。その昔、船旅できていた西洋人の大荷物に耐えられる大きなクローゼット、年季が入っているのがまた味がある猫足のバスタブ、太陽の光が差し込むサンテラス。ただ便利なだけじゃない、その時その空間を体感する時間を大切にしたホテルステイができるホテルばかり。
新しいホテルにはない不便さがもちろんあると思うけれど、少し背伸びしていつかこの4つのホテルに滞在したいなあと思った一冊でした。これはぜひ旅行好きの皆様には読んでいただきたい一冊です!
山口さんは他にも旅やホテルをテーマにした本をたくさん書いていらっしゃるのでまたオススメの本に出会えたらご紹介しますね!
それでは本日は以上です。お読みいただきありがとうございました!