Amy's Diary~Travel, Art, Food and Disney Lover

30代OLエイミーのブログです。旅行、美術館、食べ歩き、ディズニーが大好き!最近は投資にも興味あり。

嵐山のニュースポット、福田美術館へ行ってきた【2020京都】

みなさんこんにちは!エイミーです。

本日も先日母と行ってきた京都の旅行記続きです。現在は年末のGo TOトラベルも一時停止が決定していてなかなか予約がしづらい状況になってしまいましたが、いつかの皆様の旅行の参考になれば嬉しいです。

本日は嵐山にできた新しい美術館、福田美術館をご紹介します!

基本情報

福田美術館は2019年10月にオープンしたばかりの新しい美術館です。場所は嵐山、 桂川渡月橋からも近い好立地にあり、「100年続く美術館」をコンセプトに建設されたそうです。

美術館のオーナーはアイフルの創業者である 福田吉孝氏。15年に渡り集めてきた京都画壇を中心としたコレクションをこちらの美術館で堪能することができます。

外観はとてもスタイリッシュでおしゃれ!最近の美術館は、建築もこだわりぬいたものが多いですよね。

f:id:edvis1017:20201217213002j:image

こちらの外壁のガラスに描かれているのは伝統的な網代模様。太陽の光が入って浮かび上がる影模様、こちらもまるで作品の一つかのような美しさです。
f:id:edvis1017:20201217212959j:image

営業時間は午前10時から午後の5時まで。定休日は毎週火曜日。

現在日時指定券がホームページ上で購入可能。当日券より少し安いし、場合によっては感染症対策で人数制限もする可能性があるため事前に購入しておくのが安心ですね。無料のコインロッカーもありました。

fukuda-art-museum.jp

特別展:悲運の画家たちを鑑賞

今回訪れたタイミングでは、「悲運の画家たち」と言う特別展が開催されていました。開館1周年を記念し、展示されている作品たちは全て福田コレクションです。
f:id:edvis1017:20201217213041j:image

現在世界中で名が知られている芸術家の中で、悲運の人生をたどった者はとても多い。(日本で知名度がある悲運の画家といえばゴッホでしょうか?)その悲運の人生すらも糧に変えて歴史に残る作品たちを生み出した芸術家たちが日本にもたくさん存在します。歴史に翻弄されたり、大切な人を失ったり、体が病に侵されたり。。

 

そんな彼らだからこそ!と言う名作たちをピックアップした、今までにありそうでなかったテーマの展覧会です。

会場内は一部の作品を除いて撮影自由だったので、気に入った作品をいくつかご紹介します。

 

最初の展示室には竹久夢二の作品が多く展示。まるでムンクの作品を彷彿とさせるものから、こんな日本画のものまで。夢二の作品、実はあまり鑑賞したことが無かったのだけれど不思議な魅力を感じます。
f:id:edvis1017:20201217213033j:image

こちらは福田美術館オープンのニュースを見てからぜひ鑑賞したいと思っていた木島櫻谷の駅路之春という作品。
f:id:edvis1017:20201217213013j:image

長年行方不明になっていたというこちらの作品。縁あって福田コレクションに仲間入りしたそうですが、長年行方不明だった割に状態もかなり良い状態だったとか。今にも動きそうな二頭の馬たちは目が優しく描かれていて作者の動物への愛が伝わってくる気がします。そしてとにかくうまい。

ちなみに彼の最期はなんと路面電車との接触事故。家族とのお出かけ時の出来事だったとか…。なかなか衝撃的。

 

動物といえばこちらも可愛かったなあ。速水御舟が描いた二羽のうさぎたち。
f:id:edvis1017:20201217213010j:image

写真では伝えきれないこのふわっふわな毛並み。そして真っ赤なお目々。最近可愛い日本画、というのが注目を集めることが多いですがまさに可愛い日本画ですよね!

ちなみに…こちらの速水御舟も電車との接触事故で命こそ助かっていますが足を切断しています。この時代は路面電車が多かったみたいだし、事故は日常茶飯事だったのかな…。

 

こんな源氏物語の絵巻なんかもありましたよ!
f:id:edvis1017:20201217213029j:image

写真を見ていただくとわかるのですが、こちらの美術館、作品をより近くで見られるようにガラス越しなものの距離が近く、ガラスの透明度もすごくてしかもあまり写らない。

繋ぎ目も最低限にして、横幅が広い屏風などの作品に適した展示ガラスを開発しているんです。結果的にこんな贅沢な空間が楽しめる展示室が実現しています。

f:id:edvis1017:20201217213007j:plain

展示室は3つだけと小規模ですが、福田美術館でしか見られない作品も多くじっくり一つ一つの作品と対峙できる素晴らしい場所でした。

 

ミュージアムカフェも必見!

新しい美術館は素敵なミュージアムカフェが併設されているのも最近は定番。福田美術館にも勿論素敵なカフェが!

なんと大人気カフェ、パンとエスプレッソと とのコラボレーションカフェなんです!

嵐山にも大人気の店舗がありますが、こちらのカフェは入場者しか利用できないため比較的空いています。しかもこの桂川渡月橋を眺められるビューを楽しむことができるんですよ!贅沢!
f:id:edvis1017:20201217212954j:image

私たちは大人気の季節のパフェを注文。福田美術館店の限定メニューなので、トップにはしっかりとパウダーで福の字が。
f:id:edvis1017:20201217213021j:image

横から見るとこんな感じ。この季節はさつまいもと梨のパフェ。なんとアイスクリームは一切入ってないのですがかなり満足度の高い一品。f:id:edvis1017:20201217213025j:image

濃厚なさつまいもペーストに梨の果実やゼリー、カリッとした食感が楽しい芋ケンピなんかも。ベーカリーカフェなので小さくカットしたパンも入っていました。これは必食!

 

ドリンクはほうじ茶ラテを。出来上がりを見てその色濃さにびっくり!

f:id:edvis1017:20201220204135j:image

味もかなりほうじ茶の風味が濃厚。飲むと口周りが真っ茶色になるので注意してくださいね。笑

 

まとめ

小規模ながらこだわりのある素敵な美術館、これは嵐山に来るたびに立ち寄りたいスポットになりました。食べ歩きも楽しいですが、心落ち着かせて日本美術に向き合う時間を作るのもオススメです!
f:id:edvis1017:20201217213036j:image

それでは本日もお読みいただきありがとうございました!