三菱一号館美術館 三菱の至宝展へ行ってきた!
みなさんこんにちは!エイミーです。
先日、この夏に行きたい展覧会をまとめた記事をアップしたのですが、その中でご紹介した三菱一号館美術館で開催中の「三菱の至宝展」へ行ってきました!
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館は東京駅から徒歩5分の距離にある、2010年にオープンした美術館です。丸の内ブリックスクエアという敷地内にあり、緑に囲まれたオシャレな雰囲気で以前からとても大好きなスポットです。
赤煉瓦が印象的なこの建物は1894年に日本政府が招致した建築家コンドルが設計した「三菱一号館」という洋館を復元しています。当時利用されていた材料を再利用している部分もあり、展示されている美術品だけではなく建物自体も19世紀の文化や芸術を伝えている立派な作品の一部と言えるでしょう。
そんな三菱地所が手がけた、歴史を体感できる美術館でこの夏開催されているのはその名も「三菱の至宝展」!名前だけでもどんな作品が展示されているのかワクワクしてきますね!
三菱創業150年記念 三菱の至宝展
三菱を創業した岩崎弥太郎(10年くらい前に龍馬伝を見てから弥太郎は香川照之のイメージw)、弥太郎の弟である2代目弥之助、弥太郎の息子3代目久弥、弥之助の息子である4代目の小弥太。
三菱商事を偉大にしてきたこの4名は文化財の収集や当時の学者・芸術家たちとも親交にも力を入れておりその貴重な作品たちが現在静嘉堂文庫美術館と東洋文庫に収蔵されており、国宝を含めた約100点ほどの作品が一同に会した豪華な企画展となっています!
一番古いものは飛鳥時代の古文書から20世紀に描かれた黒田清輝の名作まで、日本の歴史上貴重なものばかりで岩崎家の財力の高さと芸術への関心の高さを改めて実感できる内容。
今回一番注目されているのは国宝にも指定されている「曜変天目」。宗の釜で焼かれた神秘的な斑点模様が特徴の焼き物です。なんと完全体として残っているのは今回展示されていた曜変天目を含めて世界で3品のみとのこと。
写真は撮影できなかったので購入した絵葉書でご紹介。
思ったより小さかったのですが、とても神秘的なこの内側の模様は唯一無二の存在。まるで小宇宙のようでずっと見ていると吸い込まれそうな魅力がありました。
そしてもう一つ気に入ったのはこちらの法螺貝をモチーフとした香炉。野々村仁清作のもの。
このモダンな柄がなんとも言えないセンスの良さを感じる。野々村仁清の作品は金沢で出会ってからとても好きだったので、今回の展示でも出会うことができて嬉しかった!
他にも貴重な聖書(特大)や嫁入り道具に持たせたという源氏物語の写本を入れるためだけに作った豪勢な箱、そしてとても凝った装飾がされた古地図や貴重な印刷方法を取り入れた東方見聞録などどれも興味深くて貴重なものばかりで見応えがすごい!
普段、アート作品を扱った企画展を見に行くことが多いので今回のような展示品が集められた企画展は私にとって新鮮。とても勉強になったし、興味の幅が広がった時間となりました。
ちょうど今日の夜に大好きな番組、「ぶらぶら美術・博物館」で特集されるみたいなのでしっかり復習しようと思います!
三菱一号館美術館の定番!フォトスポットもしっかり楽しむ
三菱一号館美術館の企画展といえば、展示の途中でフォトスポットがあるのが定番。三菱の至宝展でもしっかりフォトスポットが準備されていました!
まず唯一今回写真撮影がOKされていた作品、その名もおかめの面。
え?怖すぎじゃない??しかもこれかなりでかい・・。なんだろうこれ・・と思っていたら岩崎弥太郎が社員が和やかな笑顔でお客様と接することができるようにと店先に飾っていたものだそう。むしろ見張られているようでかなり怖いんですけど。笑
そしてもう1つの写真スポットにはちょっとしたトリックが。なんの変哲もない円形のモチーフですが、フラッシュを焚いて撮影すると。。
曜変天目の柄が出てくるんです!でもなんだか細胞みたい。笑
三菱一号館美術館はさまざまなアイディアが詰まった写真スポットをいつも作ってくれるので毎回とても楽しみ。次回も期待しています!
まとめ
三菱一号館美術館にて2021年9月12日まで開催されている「三菱の至宝展」。
岩崎家の栄華も体感することができる貴重な作品たちがここまで揃うことは貴重なこと。その作品たちを岩崎弥太郎も建造に関わった三菱一号館を復刻した美術館で鑑賞できるというのはとても贅沢なひとときでした。
新型コロナウィルスの影響でまたいつ美術館がクローズしてしまうかわからない日々なので、気になる方は是非早めに足を運んでみてください。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました!