みなさんこんにちは!エイミーです。
今まで行ったことがある世界遺産シリーズ、第16弾です。本日ご紹介するのは東京上野にある国立西洋美術館。こちらの美術館には定期的に通っているので、私の人生で一番足を運んでいる世界遺産だと言えますね。
世界遺産:ルコルビュジエの建築作品 近代建築運動への顕著な貢献
国立西洋美術館が世界遺産と初めて聞いた人は「なんで上野公園でこの美術館だけ世界遺産なの?」と疑問に思う人も多くいると思いますが、実は国立西洋美術館は「ルコルビュジエの建築作品 近代建築運動」と言う世界遺産の構成遺産の1つとして登録されています。
「ルコルビュジエの建築作品 近代建築運動」はスイス出身の建築家、ル・コルビュジエが手掛けた7カ国にある17の建築作品から構成された2016年登録の世界遺産です。国立西洋美術館はその1つであり、他にはフランスやベルギー、スイス、インド、ドイツの建築作品が登録されています。お恥ずかしながら2016年に登録されて初めて、著名な建築家が手がけた貴重な建物であると知りました。
2019年には国立西洋美術館開館60周年と言うこともあり、ル・コルビュジエの特別展が開催されました!ちょうど世界遺産検定3級の勉強を始めたところだったので、迷わず足を運びました。
彼が手がけた建築物の模型も展示されており、彼の設計の代名詞である「ピロティ」と呼ばれる柱のデザインがよくわかる建物もたくさん。なかなか建築家をフューチャーした企画展へ足を運ぶ機会がなかったので、非常に興味深い内容でした。
世界遺産に登録されている17つの建築物の中でも私がどうしても行ってみたいのがコルビュジエの傑作とも言われているフランスのサヴォア邸。
そして同じくフランスにあるロンシャンの礼拝堂。
www.collinenotredameduhaut.com
どちらもシンプルながら独特で造形が美しい建物。ホームページからもその魅力が伝わるので気になる方はぜひアクセスしてみてくださいね。(無料素材の写真が準備できなかったのでこんな感じですみません。)
パリからもちょっと郊外にあるので、フランスに行く機会があったらオプショナルツアーに申し込んでぜひ行きたいなー。
国立西洋美術館の魅力
唯一日本にあるコルビュジエの建築である国立西洋美術館は、実業家である松本幸次郎が収集し、第二次世界大戦後フランスに押収されてしまっていたコレクションを収蔵するために建築されました。返還の条件に美術館建設が提示されていたため、政府がコルビジュェに建築を依頼し1959年に完成したのです。
最終的に変換されなかった作品も多く、戦時中焼失してしまったり非常に傷んでしまったり行方がわからなくなったりと数奇な運命をたどっていた松本幸次郎のコレクション。結果的に世界遺産にも登録される素晴らしい美術館で多くの人に見てもらえることができて、天国にいる松本幸次郎氏も安堵していることでしょう。
2019年に開催された国立西洋美術館の歴史をたどった展覧会が本当に素晴らしかったなあ。
無限成長美術館、という概念の元設計された西洋美術館は天井も高くピロティという柱も使われており、展示作品が増えても外側に展示室が追加できるようになっています。
国立西洋美術館とロダン
以前、パリの旅行記で紹介したように国立西洋美術館はフランスパリにあるロダン美術館と深い縁がありました。松方幸次郎の作品は一時、ロダン美術館に隠してもらっていたという歴史があります。
ロダン美術館と契約を結び購入した作品たちが今でも美術館の庭に展示されておりチケットを持っていない人も無料で簡単にロダンの作品を楽しめる空間となっています。
初めて見たときはなんでここに考える人があるの!?と驚きましたよね。
松本幸次郎が2体注文したという地獄の門。1つはロダン美術館に、もう1つがこの国立西洋美術館の庭に展示されています。よーく見ると考える人もいるのがわかりますか?前述の通りこのスペースは無料で見学できるので、上野の他の美術館の帰りに立ち寄って見るのもオススメです!
まとめ
現在国立西洋美術館はリニューアル/施設整備工事中で2022年春までクローズしています。再開したらぜひ、新しく生まれ変わった国立西洋美術館へいち早く足を運びたいです!ミュージアムカフェやショップも少し変わるのかな?大好きな作品がたくさん展示されている常設スペースはどうなるのかな?と楽しみで仕方がありません。
都心に住んでいる人は一番足を運びやすい世界遺産と言っても過言ではない国立西洋美術館のご紹介でした!
それでは本日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました!