お正月恒例 トーハクの博物館に初詣へ行ってきた
みなさんこんにちは!エイミーです。
今年は寅年、私は寅年なので年女!!(年齢がバレますね。苦笑)ということで昨年は行けなかった毎年の恒例行事、東京国立博物館で開催されている「博物館に初もうで」へ行ってきました。
鳥獣戯画展以来のトーハク、前日に大雪が降ったので少し雪が残り天気も良く素敵な景観も楽しむことができました。雪の影響で庭園は入場禁止になっていたのが残念。
こちらの垂れ幕を見ると今年も新しい一年を迎えたな〜と背筋が伸びます。いつきてもこの本館の建物が大好き。
こちらも毎年恒例、華やかな生花が出迎えてくれました。今年はピンクを基調とした可愛らしい色調。一緒に添えられた竹もアクセントになっていて新年らしいお正月飾りです。
この階段のステンドグラスが本当に好きで。時間とお金が許せばこの建物で本当は結婚式の前撮りをやりたかったんです!(本当にそういうプランがあるんですよ〜!)
まず向かったのは特別展示室。毎年干支にちなんだ展示が開催されるのですが、今年は私の干支である虎をモチーフとした作品が数多く展示されています!一昨年の子年の時はネズミをモチーフとした作品が非常に少なかったのかちょっと展示内容が物足りなかったのですが、やはり虎のモチーフは日本美術でも長年愛されているだけあって質の高いものが多い。今回、龍虎図もたくさん展示されていました。(辰年にも再度登場しそう)
一つ目の展示室でまず気になったのがこちらの中国の作品。なんと枕だそう。凛々しい顔つきをしていますがフォルムはころんとしていてなんだか愛らしい。背中に竹や鳥が描かれているのが粋ですよね。
これは毎回展示されているかな?高山寺に奉納されていた干支の神様の図。よーく見ると頭上に干支の動物がちょこんとのっているのが可愛い。右が寅年で左が来年の卯年。動物がちょこんとのっているの、わかりますか?
狩野探幽の龍虎図は少し小さめのサイズの巻物。墨の濃淡を使って繊細に表現した虎と龍の姿が本当に素晴らしく、じっくり時間をかけて鑑賞。ほとんど人がいなかったので贅沢にほぼ独り占めで堪能できました。
探幽の龍虎図とは打って変わって大迫力の屏風絵を描いたのは曽我直庵。安土桃山から江戸初期にかけて活躍した絵師です。本当に大きい作品で、画面に収めて写真を撮るのは一苦労。
ギョロッとこちらを睨む虎の表情が迫力満点!波打った縞模様が躍動感を感じさせるまさに至極の逸品です。
作品の中にはこんなものも。虎の図をモチーフとした蒔絵の硯箱。
そして武士が鎧の上にきていた陣羽織まで虎モチーフ。やはり強さの象徴だったのでしょうか。実際に着用すると迫力凄そう。
最後にご紹介するのは今回私が一番気に入った円山応挙が描いた虎の書画。応挙といえば可愛らしい犬の作品が有名ですが、こちらの虎もとても魅力的。ぱっちりキリッとした目にキュッと結んだ口が愛らしさも感じられ、しかし虎らしい迫力のあるポージングもしっかり決まっているこの姿。今回の展示の中で私のナンバーワンでした!
特別室を出て常設展示もさらっと見学。じっくり全て見るとかなりの時間を要してしまうのでお気に入りの作品や、お正月の時期だけ展示している作品に絞って鑑賞しました。日本美術のコーナーで出迎えてくれるトーハクのキャラクターのモチーフにもなっている埴輪くんたち。いつみてもこの表情に癒される。
そしてお正月といえば長谷川等伯の松林図屏風。これでもかというほど無駄を省いたシンプルで、そしてぼうっと浮かぶ松の図がいつみても印象的な作品。この作品を見ると新年が来たなと改めて実感します。
大好きな伊藤若冲のまん丸お腹が特徴的な鶴の作品にも新年のご挨拶。なんだか笑顔になってしまうこのフォルムと表情。トーハクには若冲の作品がいくつか所蔵されていますが、私はこの作品が一番好きですね。
昨年訪問できなかった分たっぷりと楽しんだ博物館での初詣。三が日からずらして訪問したのが良かったのか、とても空いていて贅沢に時間をかけながら鑑賞することができました!いつもお正月ど真ん中はすごい人なので、ゆっくり見るにはこのタイミングが良いのかも?
ちなみに、今年は厄年ということもあり帰りに近くにある上野東照宮で初詣もしてきました!バッチリ厄除け守りも購入したので何もないことを祈るばかりです・・。
博物館に初もうでは1月30日まで開催中。作品によっては早めに展示が終了してしまう場合もあるのでお目当てがある方は必ずHPをチェックしてくださいね。また、事前予約チケットが優先となるのでこちらをゲットしてからの訪問をお勧めします。
それでは本日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました!