Amy's Diary~Travel, Art, Food and Disney Lover

30代OLエイミーのブログです。旅行、美術館、食べ歩き、ディズニーが大好き!最近は投資にも興味あり。

絵本がまくんとかえるくんの世界、アーノルドローベル展へ行ってきた!

みなさんこんにちは!エイミーです。

先日、昨年の6月にできたばかりの美術館PLAY! Museumで開催されている「がまくんとかえるくん誕生50周年記念アーノルドローベル展」へ行ってきましたのでご紹介します。

 

Play!Museumとは?

Play!Museumとは2020年に立川にできた新感覚な商業施設、グリーンスプリングスの敷地内にオープンしました。PLAY!は美術館と子供の遊び場をテーマとした文化総合施設であり、その中にあるPlay!Museumは絵と言葉をテーマにした美術館です。

play2020.jp

立川駅北口から徒歩8分ほど、有名な昭和記念公園という大きな公園の目の前にあるので非常にわかりやすい立地。今回はこのPlay!しか立ち寄りませんでしたが、グリーンスプリングス内にはおしゃれなホテルやレストラン、カフェなどもたくさんありファミリーフレンドリーなお店も多いので家族連れが目立っていました。

こちらの美術館も絵本がテーマ、ということもありたくさんの家族連れゲストがいましたよ!子供たちも楽しそうに展示を見ていたのが印象的。
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がまくんとかえるくんの世界、アーノルドローベル展

さあ!今回のお目当てであるアーノルドローベル展へ!アーノルドローベルと言われてもピンとこない人も多いと思いますが、このかえるの二人組を見てピンと来る人も多いのでは?教科書にも乗っていた、「おてがみ」という作品が一番有名だと思います。
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作家、アーノルドローベルはニューヨークで活躍した絵本作家です。このゴリラの着ぐるみはなんとお子さんの手作りプレゼントでとても気に入っていたとか!54歳という若さで亡くなるまで、挿絵のみの作品も含めると多くの作品をこの世に残しています。
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展示前半はがまくんとかえるくんシリーズ以外の作品が取り上げられています。初期の貴重な作品や原画まで盛りだくさん。細かいペン画から美しい水彩の色彩、生で感じられるのがやはり原画の魅力。彼の多彩さが伝わってきますね。
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小学校の図書室でアーノルドローベルの作品を読み尽くしていた私にとって見たことのある作品もたくさん発見!このフクロウの作品も好きだったなあ。おじさんみたいなぽってりとしたビジュアルがなんか魅力的だったんだよね。
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床を見ると小さな足跡を発見!この足跡をたどっていくと。。
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これも大好きだった作品!ネズミの親子が主人公の父さん、お話しして。それぞれの絵本の主人公の動物の足跡を辿ると作品に到達する、という演出が子供も楽しめてまさにPlay!Museumならではという感じ。これは楽しいなー!

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他にもたくさんの絵本の原画が展示されていてほとんどが動物を主人公としたもの。くすりと笑える絵も多くお気に入りだったのはこの原画。寝ている豚の上でポーカしているネズミたち。豚はとても迷惑そう、というような注釈がついてたんだけどそりゃあ迷惑でしょう!笑
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後半はメインであるがまくんとかえるくんシリーズの展示。入り口からこんなデザインが凝っていて!一番有名な「おてがみ」の物語をたどりながら二人の世界にお邪魔するような構成です。
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現在も小学校2年生の教科書に掲載されている「おてがみ」。やっぱり名作だなあ。今になって読み返すと、かえるくん結構意識高い系かつ束縛男子かも。笑 がまくんのことが好きでたまらないんだなあと感じます。
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使われなかった構図の原画やスケッチも展示されています。これはラストシーンのスケッチなのですが実際に絵本に掲載された際にはかえるくんとがまくん、二人でおてがみを受け取っている様子に変更されていました。
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そんな変更までの編集者との様子が残った原画もたくさん展示されておりこれがすごく面白かった!「こんなセリフに変えたら子供たちはわかりやすいのでは?」といったアドバイスから「二人がとってもキュート!」といった率直な感想まで。アーノルドローベルと編集者の絆の深さが垣間見えるとても貴重な展示でした。

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他にも小さい頃絵本で読んできたシーンの原画がたくさん展示されていてもう感激もの。かえるくんとがまくんの絶妙な表情や、さすがニューヨーカー!と思えるセンスの高いインテリアや服装の描写まで。
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実は一緒に行った夫は「おてがみ」しか知らなかったのですがこの大量の原画と展示会場内にあった絵本を読んで彼の世界にどっぷりはまっていました。特にこのクリスマスのお話が気にっていた様子。大人になっても楽しめる、哲学的なセリフが多いのも特徴ですよね。

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表紙の原画も!この周りの柄もアーノルドローベルが自分で描いたのか。。絵がうますぎて感動です。
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最後にはアカデミー賞も獲得した「つみきのいえ」のアニメーション作家加藤久仁生さんが手がけたショートムービーも。この暖かい色合いが作風にぴったり。絵本に出てくる名場面が一年の流れとして編集されていてすごく素敵なアニメーションでした。ここでしか見られないのがもったいないほど素敵な作品。
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がまくんとかえるくんを中心としたアーノルドローベルの魅力が詰まった企画展、たっぷり2時間を費やしてじっくり鑑賞しました。ここ5年の中でも5本指に入るほどの企画展だったなあ。今後全国にも巡回するみたいなので、要チェックです。

同時開催のエリックカール展

隣の展示室では常設展示扱いになっている「エリックカール展」が開催されていました!エリックカールといえばこのひょこっと覗いている「はらぺこあおむし」が代表作ですよね!
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ポップでカラフルなエリックカールの世界を体感できる、面白い展示構成になっていました。彼が手がけた絵本もずらりと中心の柱に並べられています。
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独特な色鮮やかさを持つ紙(この紙も自作。描いている場面をおったフィルムも見れるので必見ですよ!)でコラージュした作品が多いエリックカール。原画ならではの紙の質感が感じられてとても面白い。
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この動物を使った数字の絵本。知らなかったけどすごく可愛かった!将来子供ができるようなことがあればぜひこの絵本は買ってあげたいなあと思いました。

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こちらのエリックカールの展示も子供が楽しめるような工夫がされているので親子でアートに触れられる素敵な空間構成となっていました!同じチケットで鑑賞できるのでぜひこちらもチェックしてくださいね。

ミュージアムショップがやばい!

Play!Museumのミュージアムショップ、一言で言うと「やばい」です!散財覚悟でみなさん訪れてください!!限定のがまくんとかえるくんグッズがとても可愛すぎて、、周りの人をいても両手いっぱいにグッズを持っている人がたくさんいました。
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この人形の小さいサイズが販売されていたのですがすでに会場分は完売。しかし受注販売はまだ受け付けているとのことで予約しちゃいましたよね。笑 4月下旬に届くそうなので、楽しみに待っています!

で、それ以外に購入したのはこちら!この靴下は夫チョイスなのですがデザインもちゃんと大人っぽくて可愛い〜。私はタオルをチョイス。これもデザインが非常に凝っていて一目惚れでした。大人心にグッとくる絶妙なデザインのグッズが多いのでみなさん散財に注意ですよ〜。

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まとめ

本日の記事はとても長くなってしまいました。笑 本当はミュージアムカフェもすごかったので紹介したいのですが記事に入りきれないので次回に回そうと思います。

こちらの会期は3月28日まで!気になる方はぜひ事前予約券を購入して訪問してくださいね。

本日もありがとうございました!